ヘルスリテラシーを高める

最終更新日:2021年8月14日

ヘルスリテラシーとは

ヘルスリテラシーとは、健康面での適切な意思決定に必要な、基本的な健康情報やサービスを調べて理解し、効果的に利用する個人的な能力を指しています。個人のヘルスリテラシーが低いことは、危険な行動や不健康な行動を選択し、健康状態の悪化をもたらし、結果として医療費が増大することがWHOの調査結果から示唆されています。さらに会社からみると単に医療費の増大だけでなく、悪い健康状態による生産性の低下や欠勤をまねくことになってしまいます。社員のヘルスリテラシーが低いと具体的に次のようなことが考えられます。

健康診断やストレスチェックを受けない

健康診断結果で異常が指摘されても医療機関を受診しない

インフルエンザなど感染症にかかっても無理をして出社してしまう

ウォーキングイベントなど会社の健康増進のためのイベントに参加しない

このように会社として健康経営として様々な取り組みを行ったとしても社員のヘルスリテラシーが低いと期待した効果が得られない可能性が高くなってしまいます。したがって健康経営の推進においてヘルスリテラシーはすべての基盤となる重要な要素です。

ヘルスリテラシーを把握する

ヘルスリテラシーを高めるためには、まず現状の把握が必要です。健康情報を掲載した社内イントラサイトへのアクセス率、健康教育の参加率、睡眠・食事・運動・禁煙など健康関連行動の実行率など既存の健康経営の取り組みのパフォーマンス指標やアウトカム指標を用いて、ヘルスリテラシーの指標として評価できます。ヘルスリテラシーの評価尺度としては、日本人労働者向けCCHL尺度もあります。

①情報収集:新聞、本、テレビ、インターネットなど、色々な情報源から情報を集められる

②情報選択:たくさんある情報の中から、自分の求める情報を選び出せる

③情報伝達:情報を理解し、人に伝えることができる

④情報判断:情報がどの程度信頼できるかを判断できる

⑤自己決定:情報をもとに健康改善のための計画や行動を決めることができる

5点…強くそう思う、4点…そう思う、3点…どちらとも言えない、2点…あまりそう思わない、1点…全くそう思わない、の5段階で回答し、5項目の平均を尺度得点とします。得点が高いほどヘルスリテラシーが高いことを意味します。

ヘルスリテラシーを高める

会社としてヘルスリテラシーを高める方法として定期的な情報提供と研修実施の2つがあります。

定期的な情報提供として、

朝礼や集会で衛生管理者などの担当者から健康づくりについて説明

回覧による健康課題の周知(感染症予防など)

研修実施として、

管理職向けのメンタルヘルスラインケア講習

社員の食生活の改善、運動機会の増進や禁煙に関するセミナー

病気の治療と仕事の両立支援に関する研修

健康知識などの向上に関する研修や検定などの受講

ヘルスツーリズムを通じた社員の健康知識の向上

などが挙げられます。ぜひ社員のヘルスリテラシーを高めて健康経営を効果的に推進していきましょう!

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