健康経営を評価する

最終更新日:2021年6月26日

健康経営の評価の重要性

健康経営の目的は、次の2つの質問に集約されるというお話をさせて頂きました。

  1. 病気やけががない時に発揮できる仕事の出来を100%として、過去4週間の自身の仕事を評価して下さい(1~100%で回答)
  2. 過去1年間に、自分の病気で何日仕事を休みましたか?

質問1を100%・質問2を0日に近づける、すなわち、生産性を高めて病気や不調による欠勤を防ぐことで、自社を成長させるということです。この目的に向けて、健康経営を適切に評価することからすべては始まります。最適に評価することで、現状把握→目標設定→取り組み→評価改善の各PDCAステップが自社にとって正しく機能し、健康経営の好循環を継続的に回していけるからです。健康経営が社員の時間や労力という限られた貴重な資源を使って行われることを踏まえると健康経営の評価がいかに大切であるかご理解いただけると思いますが、私が専門的な観点から多くの企業の取り組みを拝見している限り、実際にPDCAが回せていないことはもちろん、そもそも最初の入口である評価がされていないケースが残念ながら大半を占めます。

評価指標の設定

健康経営の評価のために、適切な評価指標(KPI:Key Performance Indicator)を設定しましょう。KPIを設定するうえでのポイントとしては、

① 健康経営の「目的」につながる指標である

② 数字で評価できる

③ 評価が簡単

④ 自社の取り組みで改善できる

となります。たとえば「喫煙率」であれば定期健康診断結果から簡単に数字指標にできますが、「ヘルスリテラシーの向上」といった指標ではどのように評価するか難しくなります。評価可能であっても、「社員や評価する人の負担が大きい」「時間や費用がかかりすぎる」ようなものはKPIとしては適切ではありません。KPIは1つではなく、複数あることが一般的です。

専門家の視点は不可欠

健康「経営」というと経営・マネジメントを初見でイメージされるかもしれませんが、その中身をご覧いただくと「健康」に関連した比重が90%以上で、ほぼすべての項目に医学的側面が深く根ざしていることがおわかりいただけると思います。例えば、社員の健康診断の結果、医療機関の受診状況や病気による欠勤・休職日数などがありますが、これらの指標は医学的な視点が反映されていないと適切に評価できません。「評価」は健康経営を推進するにあたり根幹となりますので、適切な評価のために専門家の見解を得ることが重要になります。

健康経営の評価指標KPIを自社に合った形で適切に設定して、理想の健康経営を目指しましょう!

コメントを残す

CAPTCHA


関連記事